英語表記:Security Policy
セキュリティポリシーとは、組織が情報を安全に取り扱うために定める「基本的な方針」のことです。情報資産をどのように守り、どのようなルールで運用するかを明文化したもので、情報セキュリティ対策の“土台”といえる存在です。
例えば、「社外にパソコンを持ち出すときは上長の許可を取る」「USBメモリーの使用は禁止」といったルールも、セキュリティポリシーの一部です。組織としての考え方や姿勢を示すことで、全社員が共通の認識を持てるようになります。
セキュリティポリシーは、一般的に次の3つで構成されます。
ポリシーがあるだけでは意味がありません。実際に運用され、定期的に見直されることが大切です。技術の進化や業務の変化にあわせて柔軟に更新しなければ、「あるけれど誰も守っていない」という状態になりかねません。
セキュリティポリシーは、社員一人ひとりが「どう行動すべきか」を考えるための道しるべです。組織の信頼を守るために、まずは足元のルールを見直してみるのもよいかもしれませんね。
用語解説の監修:増井 敏克