TOP
プラットフォーム診断
プラットフォーム診断
プラットフォーム診断とは、サーバーやネットワーク機器、OSといったシステムの基盤部分に存在する脆弱性を調べるための検査です。Webアプリケーション診断が“建物の中”を調べるのに対し、プラットフォーム診断はその“土台”や“壁”を調べる役割を担います。基盤部分に穴が空いていれば、アプリケーションがどれだけ安全でも、攻撃者に侵入されてしまうおそれがあります。
対象は幅広く、OSやミドルウェアのバージョン、セキュリティパッチの適用状況、設定の安全性、不要なサービスの稼働などを確認します。例えば古いOSを使い続けている場合、既知の脆弱性を悪用されるリスクが高まります。設定ミスや過剰な権限付与も、攻撃者の格好の入り口となり得ます。
診断は自動化ツールで行うことが多く、既知の脆弱性情報やベストプラクティスに基づいて検査します。ただし、環境ごとの構成や利用状況を踏まえた判断が必要な場合もあるため、専門家による結果の分析と助言が欠かせません。診断結果はレポートとしてまとめられ、発見された脆弱性の詳細と推奨される対策が提示されます。
「サーバーは動いているし、問題はないはず」と思うかもしれません。ですが、日々新しい脆弱性は報告されており、設定や運用の変化がリスクを生むこともあります。特にインターネットに公開しているサーバーは、攻撃者が常にスキャンを行っていると言っても過言ではありません。
プラットフォーム診断は、一度きりではなく定期的に実施することが重要です。脆弱性を早期に発見し、適切な対策につなげることが、システム全体の安全性を守る第一歩ではないでしょうか。
用語解説の監修:増井 敏克